体や骨盤の歪みは全身に悪影響を及ぼす
体の歪みは骨盤の歪みを原因として起こります。骨盤は体の中心にあり、「体を支える土台」の役割を担っています。ところが、普段の姿勢や間違った生活習慣、運動不足などによって骨盤は歪んでいきます。
骨盤の歪みは、全身の骨格に悪影響を及ぼし、腰痛・膝痛・肩こり・首の痛み・頭痛・冷え性・便秘・生理痛・生理不順といった不快症状や、胃腸障害・高血圧といった生活習慣病を招く原因になります。また、猫背で背中が丸くなったり、下腹が出るといった体系の悪化も招きます。
【骨盤が歪んでしまうと・・・】
骨盤は体の中心にあるため、歪んでしまうと体の左右のバランスが悪くなり、背骨や首にも様々な影響を及ぼします。そのため、骨盤が歪んでしまうと体のバランスが悪くなり、正しい姿勢を取りづらくなります。悪い姿勢のまま生活をしていると、疲れやすくなり、歪み方によっては内臓が圧迫されたり血流が悪くなり内臓機能が衰えることもあります。その影響で、肩こり・頭痛・腰痛など様々な慢性病の要因となるなど、健康に被害をもたらすようになります。
冷え性やむくみも血流が悪くなることで起こる症状のひとつです。血流が悪くなり血液が体の隅々まで行き届かなくなってしまうと、血液の届かない部位は冷たくなってしまいます。
骨盤が歪むと、お腹の周りなどに脂肪が付きやすくなります。これは骨盤の歪みによって内臓機能が衰えることが原因です。内臓機能が衰えると胃や腸などの臓器が下がり、骨盤内にある臓器が圧迫されます。すると、臓器の動きが鈍くなり代謝の低下を招いて脂肪が付きやすくなるのです。
【女性の場合】
女性の骨盤は生理周期に合わせて開閉するように動きます。しかし、骨盤が歪んでいると開閉がスムーズにできずに神経を圧迫するため、生理不順・生理痛などの悪影響の原因に繋がってしまいます。女性にとって骨盤は大切な臓器を保護する役割があるので歪みには注意が必要です。
【日常的な生活が骨盤を歪ませる原因に】
骨盤が歪む原因については毎日の生活習慣や日常的な癖などが考えられます。
・座るときは足を組んでいる
・立っているときは片足に重心をかけている
・カバンをいつも同じ肩にかけている
・パソコン画面を前傾姿勢で見続けている
・長い時間同じ姿勢でいることが多い
このような癖がある人は骨盤が歪んでいる恐れがあります。
また、疲労やストレス、運動不足なども大きく影響しています。骨盤は筋肉で支えられているため、運動やストレッチをしていないと筋肉が衰え骨盤を支えきれなくなり、不安定となった骨盤は歪みやすくなってしまうのです。
骨盤の歪みは、意識して改善に取り組むことが大切です。骨盤を理想的な状態に整え、健康的な毎日を過ごせるようにするためにも、整体や整骨院、整形外科に通う前に、まずは自分でできる方法でチェックしてみましょう。